
「バターを入れたコーヒーで、朝食を済ませるって本当に大丈夫なの?」
ちょっと前から気になっていた“バターコーヒー”を、40代の私が1週間の朝食として取り入れてみました。目的は、空腹感のコントロール・集中力アップ・そしてアンチエイジング。
この記事では、実際にバターコーヒーだけで過ごした1週間のリアルな感想をお伝えしていきます。
なぜバターコーヒーを朝食にしようと思ったのか?
なんとなく不調。でも病院に行くほどでもない。そんな40代の“もやもやした不健康感”に、何かできないかと考えていたときに見つけたのが「バターコーヒー」でした。
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年齢を重ねてくると、朝がつらい・やる気が出ない・集中力が続かない――。明確な病名があるわけじゃないけれど、「何か違うな」と感じる瞬間が増えてきます。
そんなときSNSでたまたま目にしたのが「バターコーヒーで朝食を置き換えたら、体調も集中力も変わった」という投稿。正直、最初は半信半疑でした。「バターをコーヒーに入れる?」「油で痩せる?」どこかで聞いたことはあるけど、自分には縁のない世界だと思っていました。
でも、思い切ってやってみることにしたんです。
理由はシンプル。朝食を見直したかったから。
これまでの朝ごはんは、食パン1枚とコーヒー。手軽だけど、すぐお腹が空いて、10時にはおやつを探している始末。胃腸に負担をかけている気もしていました。
そんなときに出会った「朝食を脂質で置き換える」という逆転の発想。
それがバターコーヒーでした。
バターコーヒー生活を始めるために準備したこと
「バターとコーヒーだけでしょ?」と思ったのが甘かった…。始めてみてわかった、意外と必要な準備と、気になるコスト面についてまとめます。
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バターコーヒーを朝食にするにあたり、最初にやったのは「材料のリサーチ」。
調べてみると、本物のバターコーヒーを作るには3つの要素が必要でした。
1つ目はグラスフェッドバター。
普通のバターではダメらしく、「牧草だけを食べて育った牛の乳から作られる」特別なバターです。ビタミンやオメガ3脂肪酸が豊富で、体に負担が少ないのが特徴。これはスーパーではあまり見かけないので、ネット通販で注文しました。
2つ目はMCTオイル。
「中鎖脂肪酸」という成分を100%含んだ透明なオイルで、脂肪をすぐにエネルギーとして使えるのが売り。ココナッツ由来が多く、これもまた普通の食用油とは全く違うものです。
3つ目はちゃんとしたコーヒー。
インスタントではなく、豆から淹れたコーヒーが推奨されていました。せっかくなので、ハンドドリップで淹れることに。朝からひと手間かかりますが、ここはちょっとした楽しみに。
材料費はざっと以下の通り:
- グラスフェッドバター(200g)…約1,800円
- MCTオイル(300ml)…約1,500円
- コーヒー豆(1週間分)…約700円
合計で4,000円近く。
1杯あたりのコストで考えれば数百円程度とはいえ、「朝食にしては高いな」と感じる人も多いかもしれません。
それでも僕は、「1週間の自分への投資」だと思ってチャレンジを決意しました。
1週間バターコーヒーだけで過ごしてみた
朝食はバターコーヒー1杯のみ。それ以外は食べない。40代の身体にどんな変化が起きたのか、日ごとの感覚や気づきをまとめました。
1日目〜2日目:空腹と違和感との戦い
最初の2日間は、正直きつかったです。
朝起きてコーヒーにバターとMCTオイルを入れてミキサーで撹拌し、クリーミーな1杯が完成。見た目はカフェラテのようで、飲み口も悪くない。でも、飲み終わったあとに来る“物足りなさ”がすごかった。
「え、これで今日の午前中もつのか…?」という不安と、いつもならパンやごはんで得ていた“満腹の安心感”がなく、10時前にはお腹が鳴っていました。
体もなんだかだるい。脂質で満たされるという感覚に慣れていないせいか、胃が重たいような感覚も少しありました。
3日目〜5日目:空腹が消え、集中力が上がる
3日目に入ると、急に変化が現れました。
午前中の空腹感がグッと減り、頭が冴えるような感覚があったんです。
バターやMCTオイルに含まれる“ケトン体”が、脳のエネルギー源になったのかもしれません。
特に午前中の仕事がサクサク進む。
コーヒーのカフェイン+良質な脂質のせいか、眠気が起きない。集中力が続きやすく、アイデアも浮かびやすい。
これはプロテインや青汁では感じなかった効果でした(←比較は記事最後に加筆予定でOK)。
また、食後の眠気がないのも大きなポイント。
糖質をとっていないので、血糖値の乱高下がなく、身体も安定していた印象があります。
6日目〜7日目:体も気持ちも軽くなる
最終日の朝、鏡を見て思いました。「なんか顔すっきりしてる?」
体重は1kgほど減っていましたが、それ以上に“むくみ”や“だるさ”が抜けた感じがして、顔色も良くなっていたんです。
朝の準備時間もシンプルに。コーヒーを淹れて撹拌するだけで完結するので、支度が10分短縮。ゆっくりニュースを見る余裕も生まれました。
胃腸も慣れてきて、違和感はゼロ。
空腹に悩むこともなくなり、「バターコーヒーって意外とアリかも」と思えるようになりました。
感じたメリットと注意点まとめ
たった1週間とはいえ、毎朝バターコーヒーだけで過ごすと、意外な気づきや身体の変化がいくつもありました。ここでは、感じた「良かった点」と「気をつけたい点」を正直にまとめておきます。
メリット①:朝のパフォーマンスが上がる
もっとも実感したのは、集中力と安定感の向上でした。
朝に炭水化物をとらないことで血糖値が乱れず、頭がぼんやりする感覚がほとんどない。
加えて、MCTオイルが速やかにエネルギーになるおかげか、午前中の作業がとにかく捗りました。
40代になると「朝が勝負」の人も多いはず。そういう意味では、仕事の効率を上げたい人にはかなり相性がいい朝食法だと感じました。
メリット②:満腹感が長持ちする
意外だったのが、脂質だけでも意外とお腹が空かないこと。
初日は物足りなさがありましたが、慣れてくると11〜12時ごろまで空腹を感じることなく過ごせました。
おやつをつまむ頻度も減り、結果的に「間食をやめるきっかけ」にもなったのは嬉しい誤算です。
注意点①:胃腸が弱い人は慎重に
とはいえ、脂質を一気にとる習慣がなかった僕にとって、最初の2日はやや胃が重かったのも事実です。
特に朝からMCTオイルを大さじ1〜2杯も入れると、体質によっては下痢をする人もいるとか。
実際、私も最初は少なめにして、徐々に増やしていきました。
注意点②:コストと手間はそれなりにある
グラスフェッドバターやMCTオイルは決して安くはありません。
さらに、朝からコーヒーを淹れて、撹拌して、洗い物をする時間も必要。
「手軽な朝食」とはいえないので、時短目的の人にはやや向かないかもしれません。
注意点③:万人向けではないと感じた
バターコーヒーは“効果の出る人”と“合わない人”がはっきり分かれる印象です。
特に「脂質で満たされる」感覚に慣れない人は、最初の数日がつらいかもしれません。
糖質を極端に減らすことで気分が落ち込んだり、逆にだるさが出る人もいます。
自分の体質やライフスタイルに合うかどうか、まずは週末だけでも試してみるのがいいと感じました。
1週間やってみての結論|バターコーヒーは続けるべき?
バターコーヒー生活を1週間体験してみた結果、私自身が出した「続けるかどうか」の結論と、その理由を率直にお伝えします。
結論から言うと、平日はバターコーヒー、休日は普通の朝食というハイブリッドスタイルに落ち着きました。
理由は大きく3つあります。
1. 朝の時間に余裕ができる
バターコーヒーは、材料さえ揃えてしまえば調理自体はとてもシンプル。
パンを焼いたり、和食を作ったりといった手間が省けるので、朝の10分が浮く感覚は大きいです。
その時間でメールチェックをしたり、気持ちにゆとりを持って出勤できるようになりました。
2. 体が軽く、集中力が続く
週の後半になるほど、朝から体がシャキッと動く感覚がありました。
脂質エネルギーに切り替わると、頭の回転が早くなるというのはあながち嘘ではなく、「午前中に勝負をかけたい人」には非常に向いていると実感しています。
3. 毎日だと精神的に飽きる
逆に言えば、「毎朝これだけ」というのは少し飽きもくるし、休日の朝にパンやご飯を楽しむ時間もやっぱり大切。
バターコーヒーが特別であり続けるためには、無理なく生活に組み込む工夫が必要だと感じました。
最終的な私のスタンス
- バターコーヒーは、集中したい平日の朝に◎
- ただし、体質によって向き不向きがある
- 「完全置き換え」よりも「時々使うアイテム」がベスト
自分の体の反応を見ながら、無理せず取り入れることが、何よりも大事だと思いました。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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